誰しも入院すると、色々な思いが頭を駆け巡るのでは無いでしょうか?
治療は上手く行くのか、後遺症はどの程度なのか、仕事は、家族は、お金は、などなど・・・
しかも、入院中は行動範囲が限られていますので、頭の中で一つの考えが堂々巡りしてしまいがちです。
そんな時、病院の屋上庭園に向かいます。
私が入院している病院の屋上からは、東京湾が一望出来ます。
そこで暫く、何も考えずに海を眺めてみます。
そうすると、ふっと「随分と小さい事で悩んでるな~俺」と感じます。
心がとても軽くなります。
暖かな春の風を身体に受けて、ウキウキしてきます。
すると「よしっ!しっかり治療をして社会復帰しよう!」と、拳に力が入ります。
癌になったからこそ感じる事の出来る、最高の癒しの空間です。
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マッスル部長(舌がん・40代)※過去の入院時にいただいた作品です。