4年前、乳がんの手術と帝王切開での出産と同時に生まれてきた息子です。私は妊娠中から産後にかけて抗がん剤治療をしていましたが、当時は妊娠中のがん治療に関する情報も少なく不安な毎日を過ごしていました。
妊娠初期にがんと告知され、妊娠中は治療ができないので子どもの命か自分の命か選択するよう、最初に診断された病院で迫られましたが、治療ができる病院に転院でき、治療と出産を無事に終えることができました。
治療中は、辛いこともたくさんありましたが、無事産まれて来てくれた我が子が健やかに眠る姿は、何気ない日常に感謝しながら人生を歩むことの幸せを、私に教えてくれました。
(2018年現在30代・罹患した年齢34歳)